現代版組踊絵巻「北山の風~今帰仁城風雲録」@今帰仁城跡

 

【通訳案内士:照屋久美子さんblog】

 

 

念願の「北山の風」、昨日、とうとう観れました!

 

前半の20分見逃しましたが・・・(泣)。

 

凄い観客の波でした。学校のグラウンド程ある臨時駐車場も満車で、路上駐車の200mも下る長蛇の列の端に駐車して汗ふきふき、会場に駆け付けたのでした。(ゼイゼイ)

 

昨年での桜まつりでの公演が大好評で、今年は更なる観客を集めたのでしょう。

 

外国のお客様も多くいらっしゃいました。

 

ストーリーは、三山時代の尚巴志率いる中山軍により、北山が落城。

 

北山王、攀安知(はんあんち)王の側近、本部平原の裏切りによって敗れるのだが、

 

その北山王の遺児、千代松による敵討ちを描いたもの。

 

このストーリーは、終戦直後の昭和21年(1946年)に、今帰仁小学校の主席訓導(教頭)であった

新城紀秀氏の指導・脚本によって当時の教え子達に演じられた「北山(原作:新城紀秀)」。

 

そして80歳近くになった教え子達が、あの時の情熱とロマンを教えてくれた新城紀秀先生に

感謝の念を伝えるべく、舞台「史劇 北山」の再演を依頼した相手が・・・

 

演出家であり、沖縄県文化観光スポーツ部部長の平田太一氏だったのです!

 

さすがの素晴らしい演出です!

 

場面、場面の盛り上げ方、音楽・映像・踊りの絶妙な組入れ方、

シャープな動き・・・どのシーンも目を見張るばかりです。

 

衣装もかっこよくて、群舞のシーンで、歌い手が舞台の袖で生で歌いながら

劇団チーム全体での踊りのパワーが終結されていく様で迫力でした。

 

かつての新城紀秀先生の教え子の方達もこの会場に足を運ばれていた事でしょう。

 

 

どれ程の熱い思いでこの舞台を見守っていた事でしょうか。

 

初めて観賞する多くのお客様をこれ程までに魅了されるのですから、

本人達の思いは想像を遥かに超えるものでしょう。

 

先日、情熱とロマンを教えて下さった新城紀秀先生が94歳で他界されたそうです。

昨日の公演は、新城先生の追悼公演となりました。

 

65年の時を経て再現された「北山の風」

 

地元の歴史を愛する心・・・先人達の情熱、人に対する感謝の心が世代を越えて受け継がれていく事、

今帰仁の子ども達によっていつまでも受け継がれますように・・・。

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