国道交通省は2014年4月1日から、貸切バスの新料金改正を施行しました。
簡単に言うと今までの料金より約1.5倍、利用方法によっては2倍近く上がるというものです。
今まではチャータする時間のみで積算していましたが、今回の改正で「走行キロ数」「乗務員の拘束時間」
が加算されるしくみになりました。
詳しくは⇒国土交通省ホームページ
この制度は旅行業界に蔓延するいわゆる「ダンピング合戦」に歯止めを利かすものです。
ダンピング合戦の末、車両や乗務員の質の低下を招き、ご存じのとおり国内でさまざまな痛ましい事故が起こりました。
この背景を踏まえ、皆様からのご理解を切に願います。
※事前にお見積りを依頼されると、当然ながら詳しい旅行スケジュールが必要となります。
さて、この状況の中、ハイヤーの需要が高まっています。
料金改正が行われたのはあくまでも“定員11人以上の貸切りバス”であり、
定員10名以下のハイヤーは従来どおりの“完全時間制”で運行をしています。
例で言うと、20名でご旅行をされるお客様は従来29名定員のマイクロバスを利用されていましたが、
このバス料金改正後、10名定員のジャンボハイヤーを2台ご利用されるケースが出てきました。
バス1台貸切りのお見積りが、2台のハイヤーを貸切る料金よりも高いという結果が出たからです。
(※このケースは長い時間の運行および長距離を走るスケジュールの場合です)
車内でみんなでワイワイ騒ぐのが旅行の醍醐味なので、このようなハイヤーの使い方はおすすめできませんが、
企業研修やロケなどでご利用される場合は有効だと思います。
ぜひ、ご参考ください。
http://otss.jp/hirebus/hiace.html