金城町石畳道を歩いていると、丁度良いタイミングで休憩場所が!
「金城村屋(かなぐしくむらや)」と言って、観光客の休憩所や金城町の集会所になっています。
この村屋の周囲だけでも歴史を語るものがあるのです。
一つ目は、村屋の側に立派にそびえ立つガジュマルの木の手前の石です。
この辺りに陰石があると言われ、昔、子どものいない女性が夜中に
この陰石にまたがって祈れば、子宝に恵まれると伝えられたそうです。
そしてもう一つ。村屋から石畳道を挟んで向かい側に、
「大見武憑武(ウフンチャキヒョウブ)屋敷跡」があります。
大見武憑武は、琉球に「紙漉き」の技術を導入した方です。
1686年、首里王府の命を受けて薩摩で紙漉き法を学んで帰国して、
金城大樋川の水を利用して紙漉きを指導する為に、この場所に屋敷を下賜されたそうです。
そして、1717年にその弟子達により、芭蕉紙(琉球紙)が開発されたというわけです。
首里には「樋川(ヒージャー)」と呼ばれる井戸が60以上もあって、粘土質の土を通って流れる水は
アルカリ性の水質で紙漉きに適していると言われます。
自然の豊かな恵みにより、琉球文化の一つが誕生した大切な場所・・・ですね。
「那覇まちま~い」では、この歴史ある石畳道「シマシービラ」「金城町石畳道」を歩く
(10) 「世界遺産 玉陵(たまうどぅん)と金城町・パワースポット巡り」コースがあります。
是非ご参加ください! |