2012.2.23 標柱が語る古琉球以前の史蹟・後世に伝えたいもの
【通訳案内士:照屋久美子さんblog】
首里城が、琉球王国の国王の居城であったのはあまりにも有名ですが、
三山を統一して琉球王国を成立させた尚巴志、その父、尚思紹の居城跡、佐敷上グスクに足を運ばれた事はありますか?
拝殿の横に、1922年に「尚巴志王遺蹟」を建立し、後世にこのような重要な史蹟を伝えようと
立ち上がった組織があります。
・・・「沖縄史蹟保存会」です。
1922年(大正11年)に、那覇地方裁判所検事正の島倉龍治が沖縄学の研究者、真境名安興(伊波 普猷、東恩納 寛惇と並ぶ戦前の沖縄学の御三家と呼ばれる)達と創設して、史蹟に標柱を立てて、その保存について調査活動を行ったそうです。
その標柱の数は、沖縄戦で失われたものも含めて16基あったそうです。
「沖縄史蹟保存会」の方達が活動された重要な役割に感謝しながら、今日周った南部の標柱を
数回に分けて紹介したいと思います。
これは、そのシリーズのほんの始まりです。
お楽しみに~♪