2012.2.7 「辻の歴史と文化~料理・芸能・エトセトラ~」@那覇市歴史博物館

 

 

【通訳案内士:照屋久美子さんblog】

 

 

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終に、「辻」に関する展示が開催されました。



パレットくもじ4階にある那覇市歴史博物館にて、企画展示室で



「辻の歴史と文化~料理・芸能・エトセトラ~」という題目で開催中~!



1672年、羽地朝秀により遊郭設立以来、1944年10月10日の空襲によって、辻遊郭が焼失するまで

約270年もの歴史を築いた「辻」遊郭。



戦前の最盛期には、美妓三千人と呼ばれ、沖縄県の年間予算の5%もの収入は、

辻の遊郭が納める税金で占めていたそうです。



「遊郭」と聞くと、世間体には、蔑まれるイメージがあるけれど、

貧しい家庭に生まれた運命で、辻に売られ数奇な人生を歩まなければならなかった

沖縄の女性達に今一度、温かな目で見つめ直して欲しい。



展示室には、尾類(じゅり:遊女)が詠んだ歌が4句紹介されているが、

いずれも彼女達の人生の悲哀を感じさせるものばかり・・・。



企画展示室には、辻遊郭の歴史、尾類の一生、辻の芸能、尾類馬まつり、町の様子、生活、

衣服等々、貴重な資料が展示されてあり、なかなか触れる機会の少ない辻の文化と歴史を

身近に感じる事が出来る。



尾類達が懸命に生きた証拠として、昇華していった辻の芸能。



那覇ハーリー、那覇大綱曳き、と並び、那覇三大祭りとまで

呼ばれた「尾類馬踊り」



大切な沖縄の女性史を担う大切な「辻」のまち。



その歴史と文化・・・失われる事のないように伝えていきたいものです。



そして、「辻」と言えば・・・「八月十五夜の茶屋」♪

 

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「八月十五夜の茶屋」に関しては、過去ブログをチェックして下さいね!



http://stepinokinawa.at.webry.info/201109/article_13.html



この映画の台本翻訳本や、パンフレット等の展示もされてあり感激でした~♪



滅多に機会のない、「辻」に関する企画展示です。



2月29日迄です。是非、お見逃しなく!

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